看取り対話師研修

死は人生最期の成長過程


死とはなんでしょう?私たちはたとえ看護師であっても、死について学ぶことがありません。看護学校の授業で教わることもなく、亡くなった人から教わることもできませんね。ただ、自分自身の経験において探究していくことしかできないのが「死」なのだろうと思います。

しかしながら人生とは、生きている限り人間的成長を繰り返すもので、どんな状況の人であれ、悩みがなくなるということはありません。生きている人間にとって、死はその最終段階ではないかと思います。

これから訪れる多死社会において、日本人は何を学ぶのでしょうか?

おそらく、戦後の厳しい時代に悲しみや恐怖を置き去りにして物質社会を生きて来た人たちにとって、死は再び”失うこと”に対する恐怖しかないかもしれません。そういった人を自宅で看取る家族、また、一人で孤独に亡くなる人たちをサポートする専門の看護師が必要です。そして、その人たちをサポートする私たち看護師にも学ぶことがあるでしょう。

「死は人生最期の成長段階」
私たち看護師は、社会の中心的職業として前を歩み、死に対する姿勢を見せるべき存在だと思います。共に学び、看護師にしかできない看取りを実践しましょう。

 

看取り対話師の社会的意義

1. 保険外の訪問看護を確立

現行の健康保険制度や介護保険制度では、教育や個別サポートという点で不足しています。働きながら自宅で親の看取りを行う場合、1回30分や60分の訪問看護や訪問介護では、ご家族が就労を維持することは難しいと思われます。そのため看護師が、既存の病院や施設を出て保険制度に頼らない仕組を確立することは、社会的にも個人的にも意義があります。

2. 看取りを研究・教育するための機関として

死については誰も答えを持っていないというのが実情です。また看護師であっても、死を前提とした関わり方をほとんど経験していません。そのため多人数で切磋琢磨するための仕組をつくること、また初めて人の死に直面する家族に対する看取り教育は、早急に準備が必要と思われます。

3. 第三者医療者としての存在

自宅での介護・看取りは、訪問医療に対してさまざまな判断をご家族が行う必要があります。そのとき専門的な内容・初めてのことにご家族は戸惑います。そういったとき、自宅で家族と時間を共にし、寄り添っている保険外の看護師が存在することによって、組織の権威や利権に関わらない第三者医療者として相談にのることができます。

 

研修の目的

① 人を看る目を養う

看取りは医療技術よりも心の関わりを主とします。自分自身を通して心の仕組を知り、他者を理解し、社会の成り立ちを学び、長い時間経過でその人を看る力を養います。

② 家族を含めた看護

これからの看取りの特徴は、ご自宅での看取りです。亡くなられるご本人はもちろんのこと、ご家族をも含めた看護を実践できることが特徴です。大切な人を失ったご家族が、再び歩み始めるための勇気になる看取りー。看取りの本質を探究します。

③ 看護ヒーリングの習得

治療や日常生活支援の段階を終えた人に、私たちができることはさほど多くはありません。最期に残される関わりは非言語のコミュニケーションとなります。そこに関わる者として責任を持って自分自身をケアし、スピリチュアル能力を高めます。

④ 切磋琢磨するための仲間づくり

たとえ看護師であっても学校で死を教わることはなく、また亡くなった人から教えてもらうことはできません。看取りは探究し続けることであり、仲間と経験を共有することで理解が深まります。卒業後もブラッシュアップするための制度があります。

⑤ 起業するための人間的成長

アントレプレナーシップ(起業家精神)という言葉があるように、起業は人間的成長を必要とします。人生の最期に関わる者として、また自分の足で歩んでいくためのマインド形成を行います。

 

研修の内容

●特徴
動画視聴、ZOOMディスカッション、2回のワークショップと情報量が多いです。これは「リベラルアーツ学習法」といい、看護以外の分野を圧倒的な情報量で加速学習することによって、看護観や死生観の変容・確立を目的としています。

心理学、認知科学、脳科学、物理学、宇宙科学、日本文化、宗教、スピリチュアルなど多分野の要素が、以下の5つのコアステート:Innerpeace(内なる平和)OKness(自己信頼)Oneness(すべてとの一体感)Being(あるがまま)Love(愛)に含まれています。

●Innerpeace(内なる平和)

感情や価値観の二元論を越えて、次元上昇を図るための考え方を学習します。そのために人間関係の原則や俯瞰する視点、心の仕組み等を学び、自分と他者を理解していきます。ここはたとえ看護師でなくても、人間性として学習する必要があります。

●OKness(自己信頼)

自分自身がどういう仕組で成立しているのかについて学習します。自分とは何か?何のために生まれたのか?という、ある程度経験を積み重ねると生じる内なる対話に向き合い、未来の自分に対して答えを確立していきます。看取り対話師に限らず、生きている限り役立つ学びです。

●Oneness(すべてとの一体感)

私たちは言葉を信じ、情報を真実であると思い込まされていることから問題が生じています。自分と他者をいったん切り離し、新たな概念で自分と自分以外の関係性づくりを試みます。また、自分自身の根幹と内なる感覚を取り戻し、ああ、私はこれでよかったのだと完全な安心を獲得していきます。

●Being(あるがまま)

ここまで来て、ようやく健康の概念にたどり着きます。健全な自分とは何かー。身体を機能として看るだけでなく、身体が持つ意味、内なる神性について学習します。今までの自分がいかに盲目だったかに気づき、人によっては新たな世界が見え始め、看護観や死生観の変容が起こり得ます。

●Love(愛)

ここまで学習が進んだあなたは、自分自身に対して大いなる可能性と無限の愛を感じることが出来ているかもしれません。しかしながら愛は行動・実践においてのみ学び得る要素です。修了し、資格を取得して、看取り対話師として活動しながら、仲間とともに切磋琢磨していきましょう。

●全体を通して
さらに月2回のディスカッション、2回のワークショップを通して、動画で学習した内容がスパイラルを起こし、バラバラだった情報がつながってバージョンアップしていきます。そうして起業家精神を培いながら、適切な看取り対話を実践するための準備が整ってきます。

 


募集要項

 

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募集要項-看取り対話師研修

 

カリキュラム

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研修スケジュール

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修了規定

修了規定-看取り対話師

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講師より

 

一般社団法人日本ナースオーブ代表 瀨野 容子

瀨野 容子
1967年4月生まれ

ご覧くださりありがとうございます。
私がビジネスサポートを始めたのは10年以上前で、その後、看護師として起業するためのビジネスプログラムを5年間開講してきました。その間、死に関するイベントを何度も行い、多死社会を前にやはりここに戻って来た…という経緯です。

フリーランスナースの会を7年続けており、2023年になって急速に、保険外の訪問看護に興味を持つ看護師が増えています。1人で始める人もいますが、切磋琢磨する機会がないこと、守る仕組がないことが問題として挙げられます。また、派遣で行くのも役割を背負い切れず問題が起こりやすいのを感じています。

この言葉をご存知ですか?
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
仲間づくりは時間がかかりますが、そのぶん持久力があるのだろうと思います。

当方ではひとり一人が起業人であり、起業人が集まって大きな輪を形成していくフラットな関係を維持しています。修了後はそれぞれに必要な役割を、自分に合う方法で行い、皆で社会貢献していくコミュニティとして運営しています。共に歩んで行けますように。

経歴
大阪府立看護短期大学卒業
看護師経験30年
PLA プロフェッショナルコミュニケーションスクール講師10年
マスタープロコミュニケーター
NLPマスタートレーナー
2017年個人事業開業
2022年一般社団法人日本ナースオーブ設立
プロフィール詳細

 

受講希望はフォームにてお知らせください。
フロント講座参加募集の際にご案内します。

 

 

協会の運営について

当協会は、一般社団法人日本ナースオーブ(JNO)を母体として運営しています。JNOは、心から健康な社会を願い「ソーシャルヘルスケアINCLUSION」をビジョンに掲げています。

Inclusionは、包括・包含・包摂などを意味し、ビジネスにおいてはすべての従業員が尊重され、個々が能力を発揮して活躍できている状態を指します。インテグレーションがすべてを包括する意味であるのに対し、インクルージョンは個々の異なる属性が受け入れられ、互いに尊重されているという違いがあります。

この考え方はヘルスケア分野の発展に重要です。個々の働きを尊重しつつ統合を繰り返し、新たなソーシャルヘルスケアが誕生していくだろうと思います。

JNOでは「より良い生き方」「より良い働き方」「より良い死に方」について、それぞれ企業・看護師・個人向けに3方向から事業を進めています。受講の際は、ぜひJNOの取り組みについてお見知りおきください。

一般社団法人日本ナースオーブ
一般社団法人日本ナースオーブ(JNO)H.P


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