人が存在する意図を学ぶ/イントロダクション②

この動画では看取り対話師研修で何を学ぶのか、概要をお伝えしています。
看取り・死生観の確立に必要なプロセスとして、5つのコアステート:Innerpeace(内なる平和)OKness(自己信頼)Oneness(すべてとの一体感)Being(ただ在るがまま)Love(愛)について30本以上の動画で学んでいきます。

 

Innerpeace(内なる平和)

お看取りに関わる看護師は、まず心の安定を獲得せねばなりません。お看取りにいる人は、治療の段階を終え、生活介護の段階を終えて、本質に還る入り口にいらっしゃいます。行動でもなく言葉でもないコミュニケーションが必要。それは看護ヒーリングであり、そばにいる人の感覚が細胞の振動を通して伝わっていくのです。内なる平和は、人間関係となり、生き方となり、人生の質になっていきます。

 

OKness(自己信頼)

内なる平和を獲得したあなたは、ようやく自分自身に視点を向け、自己信頼に取り組むことが可能になります。人は、自分には出来ないと思っていたことが出来たとき、もっとも幸福を感じます。そのとき体はドーパミンを分泌し、続いてセロトニンを分泌して満足感を手にします。自分自身を信頼できなければ他者を信頼することが難しく、また他者を信頼できなければ自分を信頼することが難しくなります。よって、人生の最終段階であるお看取りに関わる看護師に必要な在り方です。

 

Oneness(すべてとの一体感)

内なる平和を獲得し、自己信頼を得たあなたは、そろそろ五次元の認識へと進んでいきます。五次元の特徴は『すべてが善である』ということ。そこには良いも悪いもなく、ただエネルギーの循環があり、人間を含め、あらゆることは一定の方向に流れていることを悟ります。そうして自分は皆であること、皆は自分であることを体得し、完全な秩序と安心の中に身を置くことができるようになります。

 

Being(ただ在るがまま)

この段階に来ると7次元の認識になるため、表現が難しくなります。多方向からアプローチすることが可能ですが、看取り対話師研修では『健康』を「ただ在るがまま」と関連付けて学習します。看護師は、体を機能として学んでいますが、身体の意味を理解していません。ここで学習する身体の意味が、看取り対話師協会の理念であり、新たな時代をつくるコミュニティの在り方としてお伝えしています。

 

Love(愛)

筆者が愛について語るのはおこがましいですが、この段階は『神』を意味する9次元の認識となります。人間はそもそもスピリチュアル=霊性として存在しています。よって、世界のスピリチュアルリーダーを参考に、その方々の意見から愛を学習していきます。この研修で学習するすべては『行為』によって体得するものであり、愛もまた行為を通して、相手が感じ取るものだと言えるでしょう。修了後の活動を通して、共に成長していきましょう。

 

 
介護・みとりの意見交換会をしています

 

 

 

 
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この記事を書いた人

 

 

 
看取り対話師協会主宰
一般社団法人日本ナースオーブ
代表理事/せのようこ
看護師経験30年

認知科学・コミュニケーションの講師を15年務める。より良いお看取りを日本に広めるため、経験10年以上の看護師チームで保険外訪問看護サービスを開始。
代表よりご挨拶

 

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