生きていく上でもっとも大切なもの。それは人間関係と言えるのではないでしょうか。意識するのはつい、物や出来事やお金などになってしまいますが、物が売れるかどうかはその人との関係性に寄りますし、出来事は人間関係によって起こります。お金を左右しているのも人間関係だと言えるのではないでしょうか。たとえば言うことを聞き入れてくれないのは、その人が悪いわけでも自分が悪いわけでもなく、ただ、関係性が良くないだけなのです。
では病気はどうでしょうか?もしあなたが、もっと自然に囲まれた空気のきれいなところに住みたい~と思っても、なかなか難しいのではないでしょうか。それは家族や会社、子供の養育環境など、さまざまな関係を断ち切ることができないからではないでしょうか。たとえば明日からダイエットしよう!と決めたとしても、会社の飲み会があったら…?あるいは家で美味しい食事を作ってくれていたら…?職場でストレスを抱え込んでしまうようなことがあったら…?そう、私たちは健康さえも、人間関係に左右されています。
病気の根っこは生活習慣にあります。生活習慣は思考パターンや感情パターンによって決まります。つまり自分自身を上手に扱えていれば生活習慣を自在に変えることができますが、自分自身と葛藤していれば思うようになりませんね。病気は、日頃からブツブツとつぶやいている心の中のひとりごと(セルフコミュニケーション)の質に寄るところが大きいのです。研修では認知科学・脳科学・心理学・量子力学など多分野を通して、自分自身の取り扱いを学習します。
しかしながら魂の次元で考察した場合、人は今生だけを生きているわけではありません。親から遺伝子を受け継ぐということは、先祖代々のDNAをも受け継ぎ、身体組成プログラムを授かっています。よって、何となく病気は自分のせいだけではないような気がするのかもしれません。
通常、人ひとりの背後には250の人間関係があると言われています。また、魂の次元で考察した場合、人は今生だけを生きているわけではありません。親から遺伝子を受け継ぐということは、先祖代々のDNAをも受け継ぎ、身体組成プログラムを授かっています。長い時間経過の中で無数の関係性があり、私たちは常に膨大な人間関係の影響を受けているのです。
お看取りは目の前にいるその人だけではなく、その人の背後にいる膨大な存在たちを感じながら関わります。一つの人生を終えるということは、それだけ偉大なことなのです。当然ながらご家族もその人の一部ですので、家族も含めたお看取りを行う心構えが大切ですね。
この記事を書いた人
看取り対話師協会主宰
一般社団法人日本ナースオーブ
代表理事/せのようこ
看護師経験30年
認知科学・コミュニケーションの講師を15年務める。より良いお看取りを日本に広めるため、経験10年以上の看護師チームで保険外訪問看護サービスを開始。
代表よりご挨拶
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