看取り対話師協会は、卒業後は講師を含めて上も下もない仲間です。皆それぞれに歩んで来た道には違いがあり、看護師としての経験や、それぞれの能力を尊重したいと思っています。今さまざまなコミュニティ活動が広まって来ていますが、私たちは看取り対話師協会独自の在り方として、<ホメオスタシス・システム>を開発しています。
身体は約60兆個の細胞が「恒常性」を維持しています。恒常性(ホメオスタシス)とは、身体の外から受ける環境や内部の変化にかかわらず、身体の状態(体温・血糖・免疫)を一定に保つことを言います。のみならず、小さな細胞はそれぞれに互いの機能を推し測りながら、不足している部分を補う働きや、側副路を形成して助ける作用があります。いかなる小さな細胞も必要不可欠な存在であり、すべての細胞のバランスによって私たちの「健康」は守られています。
看取り対話師協会は経験豊富な看護師が多人数で力を合わせ、かつ、各々が自立して活動を営みます。今、多くの組織で在り方が見直されていますが、私たちは身体の仕組に習ってTEAM運営をします。その詳細はBeing(ただ在るがまま)の授業でお伝えしています。身体はひとりに一つ、一生に一つ与えられた「しあわせになるための道具」なのです。問題が起こったときは全体を俯瞰し、活動の源である『呼吸』に戻ってくることで”気づき”が得られるようになっています。身体が生き方のお手本。それが看取り対話師の在り方です。
この記事を書いた人
看取り対話師協会主宰
一般社団法人日本ナースオーブ
代表理事/せのようこ
看護師経験30年
認知科学・コミュニケーションの講師を15年務める。より良いお看取りを日本に広めるため、経験10年以上の看護師チームで保険外訪問看護サービスを開始。
代表よりご挨拶
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以下の動画は看取り対話師研修受講者専用です
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